
教えてください。
今日はこんな疑問に答えていきます。
✔️本記事の内容
- 「書く」より「消す」が文章を決める
- 言葉ダイエットで短く書こう
それでは本題に入っていきましょう。
※本記事は、言葉ダイエット メール、企画書、就職活動が変わる最強の文章術🔗で紹介してある一部の方法をまとめたもの。Amazonカテゴリ1位にも選ばれており参考になるはず。
Contents
目次
文章が長くなる要因

結論から書きます。文章が長くなる理由はたった3つです。
理由❶「読んでもらえる前提でいるから」
理由❷「あなたが真面目すぎるから」
理由❸「あなたが出来過ぎくんだから」
読んでもらえる前提でいるから

内容が伝わるかどうかは誰もが不安に感じます。
しかし、読んでもらえるかどうかを不安に感じる人はとても少ないのです。
無意識のうちに、あなたの文章を一語一句を相手が読んでくれる前提でいませんか?
どんなに丹精を込めた文章でも、読みにくければゲームオーバーです。
まずは、『相手は自分の文章を読みたくない』前提に立ちましょう。
あなたが真面目すぎるから

「情報を確実に相手に伝えたい」
「目上の人に失礼がないようにしたい。」
「抜け目はないか?」
文章が長くなる背景にはこういった書き手の”真面目くん心理”があります。
あなたが出来過ぎくんだから

「最新の専門用語を使いたい」
「ちょっとカッコつけたい」
勉強ができて専門性の高いあなたは”出来過ぎくん心理”があります。
この2つの心理があると文章が難しく、長くなりがちです。
しかし、これらは決して悪いことではありません。
むしろ専門性の高さは必ず抑えなくてはいけないポイントです。
問題は、それを文章に落とし込むスキルを知らないこと。
もし文章が長くわかりづらいと悩んでいるようであれば、心配ご無用。
それはあなたの能力の問題ではないからです。
これから説明する7つのコツさえ押さえればランクアップしたスキルを身につけることができます。
文章をスリムにする7つの法則

「書く」より「消す」が文章を決める
ライターは書く仕事だと思われがちですが「消す」仕事なのです。
思ったことを書くのは誰にだってできます。
言葉の贅肉を削ぎ落としていくスキルを覚えよう
1文は40〜60文字以内

「分厚い参考書読んでんのかよ」みたいな文章になるので必ずやりましょう
こちらが例です▼
長い文章はとても読みづらいのでなるべく削れるところは削って、40〜60文字以内にまとめると読者も読みやすいのでおすすめです。(62文字)
長い文章は”削除”しましょう。(15文字)
40〜60文字以内にまとめるとスリムで読みやすくなります。(29文字)
・一文あたりの文字数を少なくする
・目安は40〜60字以内
抽象論禁止令

カッコつけると抽象的になるのでやめましょう。
例:「次世代の」「革新的」「かつてない」
自分のいいところをアピールしたい気持ちが空回りすると、文章に装飾語が増える。
例:「洗練されたデザイン」で想像できるもの
上記のように、装飾語の問題点は書き手と読み手で解釈にブレがあること。
解釈がブレないように、具体的な言葉だけを使うといいですね。
見た目の説明は写真を貼っておけばいいのです。
抽象的でOKなのは見出しのみ。
本文では具体的に読み手が知りたいことを全力で書くことが重要。
・装飾語禁止
・カタカナ語禁止
・具体的なことだけ書こう
・「抽象=見出し」「具体=本文」
繰り返し禁止令

❶繰り返し禁止
同じ言葉を繰り返し使うと幼稚園児のような文章になるので注意。
❷同じ言葉は言い換える
「フェスティバル」➡︎「祭典」
繰り返しを防ぐために言葉を言い換えると良い。
❸ムダな主語は省略
主語を省略しても前後の文脈から読み取れるので思いっきり削除してみましょう。
❹重語に注意
- 記念品としてプレゼントを用意
- 違和感を感じる
もったいぶって遠回しな言い方は重語になるので注意です。
- プレゼントを用意
- 違和感
スリムに書きましょ。
・主語は省略しよう
・同じ言葉は言い換えよう
・重語に注意
ムダな敬語禁止令

『させていただきました症候群』
この背後にあるのは、「主張はしたいけど、嫌われたくない」という心理です。
NG:「提案させていただいた商品ですが、もう一度ご相談させていただければ幸いです。」
OK:「恐縮ですが再提案をいただけないでしょうか」
あまりに丁寧すぎると、かえって感じが悪くなります。
伝えにくい内容こそ、短く読みやすい文章にすることが相手への礼儀です。
敬語を重ねるのはやめましょ。
・自分が嫌われないことより、トラブル解決を優先する
・丁寧すぎる文章は、かえって印象が悪くなる
・伝えにくい内容こそ、単刀直入に
表記を統一しよう

同じ言葉でも人によって解釈が異なり、混乱を招くことがあります。
「アイデア」「コンセプト」「思いつき」「企画」
混同されやすい言葉は削除しましょう。
下記に表記がぶれがちな単語をリスト化。
これらについて書く際は要注意です。
✔️分かってないのに分かったつもりになりがちな単語30選
1.アイデア |
2.イノベーション |
3.インサイト |
4.エクスペリエンス |
5.エグゼキューション |
6.考え方 |
7.企画 |
8.キャッチフレーズ |
9.気づき |
10.コンセプト |
11.人工知能 |
12.ステートメント |
13.ストーリー |
14.ストーリー・テリング |
15.ストラテジー |
16.スローガン |
17.戦略 |
18.タグライン |
19.ディスラプション |
20.ディープ・ラーニング |
21.デザイン |
22.デザイン思考 |
23.デジタルトランスフォーメーション |
24.発見 |
25.ビジョン |
26.深堀り |
27.ブランド |
28.本質 |
29.学び |
30.ミッション |
分かっているようで分かっていないテーマについて書く際は、表記がブレます。
テーマを明確にしてから書き始めましょう。
・同じ内容には、同じ単語を使う
・単語の意味を理解してから書く
こそあど&接続後の連発禁止

「その」「この」の連発は幼稚な文になります。
不安な気持ちが膨れ上がった結果が、こそあど言葉などの接続詞の多用です。
接続詞をスリムにするコツは、体言止めを使うことです。
文末に名詞を持ってくるだけで、接続詞を使わずに文をつなげることが可能。
リズミカルで読みやすい文章になります。
・「その」「この」には特に注意しよう
・体言止めを使いこなそう
おまけのスキル

ここまで紹介しきれなかった細かいスキルを紹介。
読点「、」の打ち方
明確なルールはないが、少なければ少ない方がいいと思ってください。
記号をそろえる
『』は商品名
「」は他の固有名詞
それ以外の名詞には極力使わない。
これはあくまで一例です。
あなたの好みや雰囲気に合わせるのがいいでしょう。
大切なことはルールを事前に決めておくことです。
文末はそろえない
同じ文末が続くと単純にリズム感がなく単調になります。
迷ったら新聞社のサイトでチェック
文章を書いていると細かいことで不安になりがちです。
迷ったら新聞社のウェブサイトで、句読点やかぎ括弧の使い方をチェックしよう
吹き出しで「気分」を残す
LINEのような吹き出しを使って驚き、笑い、悲しみ、怒りなど「気分」を残す
そうすると、文章が生きます。
まとめ:読みやすい文章にするコツは「スリム」を意識するだけ
では、ここまでの内容をまとめます。
「相手は自分の文章を読みたくない」という前提で、7つのことに気をつけて書く。
- ひとつの文には、ひとつの内容だけを書く
- 1文は40〜60文字以内
- 抽象論禁止(装飾語、カタカナ用語は最小現に)
- 繰り返し禁止(重語には特に注意)
- ムダな敬語禁止(嫌われないことよりも、読みやすことを優先に)
- 表記を統一しよう(同じ内容には、同じ単語を使う)
- こそあど&接続語の連発禁止(体言止めを使ってうまくつなげる)
こんな感じですね。
それでは、また
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